PC上でさらに別のOSを起動することができる仮想化ソフトのVMwareですが、2022年にブロードコムが買収したことでWindows・Linux用「VMware Workstation Pro」とMac用「VMware Fusion Pro」が無料で利用できるようになりました。
しかも個人や商用での利用を問わないうえ、当時に約3万円もしたらしいソフトが機能制限も無く使えるという神サービス。ちなみに、これに合わせて元々無料で利用することができた「VMware Player」はサービスが終了しダウンロードできなくなりました。
せっかくなので早速ダウンロード&インストールしていきましょう。
「VMware Workstation Pro」のダウンロード手順
「VMware Workstation Pro」をダウンロードするためにはアカウントの作成が必要になります。まず、ブロードコムのRegistrationページにアクセスし、メールアドレスとCAPTCHAを入力します。CAPTCHAは割と読みやすいタイプのやつなので手こずらないと思います。
「Next」をクリックすると入力したメールアドレスに6桁の数字の認証コードが送られてくるので入力して「Verify & Continue」をクリックしましょう。
次に「名前」「名字」「居住地国」「役職」「パスワード」を入力していきます。
海外のサービスなので「名前」と「名字」はローマ字表記が良いと思います。
役職は特に一致するものがなければ「Other(その他)」を選択しましょう。
設定できるパスワードにはいくつかの条件があり、
- 8~50文字
- 最低1個の半角小文字アルファベット(a~z)
- 最低1個の半角大文字アルファベット(A~Z)
- 最低1個の半角数字(0~9)
- 最低1個、最大10個の記号(@、#、$)
- メールアドレスの一部と3文字以上連続で一致しない
これらの条件を全てクリアする必要があります。
最後に利用規約とプライバシーポリシーに同意してチェックボックスにチェックをし、「Create Account」をクリックすればアカウントの作成が完了します。
アカウント作成が完了するとプロフィールを作成するか尋ねられます。
要するに、アカウント作成によってブロードコムのサービスを受けられるようになったけど、プロフィールを作成するとさらに様々なサービスが利用できるようになるよ!という確認です。
プロフィールは今回の目的には必要ないので作っても作らなくてもどちらでもいいです。
次にソフトのダウンロードページにアクセスします。
するとログイン画面に遷移するので早速ログインします。「Username」と表示されている部分に登録したメールアドレスを入力してください。
続いてパスワードを入力。
「VMware Workstation Pro」の対応OSとメジャーバージョンを選択します。記事執筆時点での最新メジャーバージョンは17です。
次にマイナーバージョンを選択します。記事執筆時点での最新マイナーバージョンは17.6.2です。
規約に同意したらチェックボックスにチェックを入れ、右のダウンロードマークをクリックします。
すると、「Prior to downloading this file, additional verification is required. Proceed?」と書かれたメッセージウィンドウが表示されるので「Yes」をクリック。
アメリカの輸出法に対応するため*印の項目に住所を英語表記で入力していきます。「Address1」に地区、「City」に市区町村、「State/Province」に都道府県、「ZIP/Postal Code」に郵便番号を入力。輸出法を理解し守ることに同意して「Submit」をクリックします。
再びダウンロードページが表示されるのでアイコンをクリックすると「VMware Workstation Pro」のダウンロードが開始されます。
「VMware Workstation Pro」のインストール手順
ダウンロードした「VMware Workstation Pro」のexeファイルでセットアップウィザードを起動します。もちろんインストールしたいので「次へ」をクリック。
使用許諾契約書を読んで問題が無ければ「使用許諾契約書に同意します」にチェックをして「次へ」をクリック。
もしインストールする場所を変更したい場合はここで設定をしてください。
「システムパスへのVMware Workstationコンソールツールの追加」にチェックが入っているとシステム環境変数のPathにVMwareを追加してくれます。後で必要になったときに設定するのは面倒なのでチェックしたままにして「次へ」をクリックします。
「起動時に製品の更新を確認する」はVMwareの最新バージョンが公開されたら通知してくれます。これは好みなのでどちらでもいいです。
「VMwareカスタマーエクスペリエンス向上プログラムに参加します」はソフト使用中の情報をブロードコムに提供します。どんな情報が送られるのか分からないのでチェックを外すことをオススメします。
各項目を設定したら「次へ」をクリック。
「VMware Workstation Pro」へのショートカットリンクが必要なければチェックを外してください。作成してほしい場合はチェックしたまま「次へ」をクリック。
ここまで設定に問題が無ければ「インストール」をクリックします。
無事インストールすることができました。もし再起動を促されたらパソコンを再起動してください。
以上が「VMware Workstation Pro」を無料でダウンロード&インストールする方法になります。
ブロードコムの気が変わらないうちにタダで使い倒してしまいましょう。
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