『天才王子の赤字国家再生術』の概要とあらすじ
『天才王子の赤字国家再生術(てんさいおうじのあかじこっかさいせいじゅつ)』はGA文庫より刊行されている著者・鳥羽徹、イラスト・ファルまろによるライトノベルです。
その『天才王子の赤字国家再生術』が監督・玉川真人、シリーズ構成・赤尾でこ、アニメーション制作・横浜アニメーションラボによってテレビアニメ化されることになりました。
玉川真人さんはメインスタッフとして監督をするのは今作品が初めてなようで、赤尾でこさんは『赤髪の白雪姫』や『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』などの作品に携わり、同時期放送の『ヴァニタスの手記 2クール目』でもシリーズ構成を担当しています。
『天才王子の赤字国家再生術』のあらすじは、弱小国家・ナトラ王国の国政を任されることになった王子・ウェイン・サレマ・アルバレストが、補佐官のニニム・ラーレイと共に国の再起を図ります。
しかし大の怠け者であるウェインは、その知性の高さを生かして金も資源も軍事力も無く詰んでるナトラ王国を他国に売り飛ばし悠々自適な隠居生活することを目論みます。
ところが、仕掛けた策略が尽く本人の思惑とは予想外の方向へ転んでいってしまうというお話です。
『天才王子の赤字国家再生術』の登場人物と声優
ウェイン・サレマ・アルバレスト CV:斉藤壮馬
ナトラ王国王子で、16歳ながら病気で倒れてしまった父に代わりに国政を担うことになります。
天才的なウェインは臣下や国民からの信頼も厚いが、実は本性がかなりの怠け者。
ナトラ王国を他国に売ってしまい快適な隠居生活がしたいと考えています。
声優は斉藤壮馬さんで、代表作は『アカメが斬る!』のタツミや『アイドリッシュセブン』の九条天です。
ニニム・ラーレイ CV:高橋李依
ウェインを支える補佐官で同じく16歳。
大陸で差別を受けている白い髪と赤い瞳が特徴のフラム人です。
ウェインとは幼なじみで、彼の本性とナトラ王国の現状を知る数少ない人物。
声優は高橋李依さんで、代表作は『魔法つかいプリキュア!』の朝日奈みらい/キュアミラクルや『この素晴らしい世界に祝福を!』のめぐみんです。
フラーニャ・エルク・アルバレスト CV:千本木彩花
ナトラ王国の王女でウェインの妹。
尊敬するウェインの助けになれるようにと王族として様々なことを勉強しています。
兄だけでなくニニムのことも大変慕っています。
声優は千本木彩花さんで、代表作は『甲鉄城のカバネリ』の無名や『BEASTARS』のハルです。
ロウェルミナ・アースワルド CV:東山奈央
アースワルド帝国の第二皇女で、ウェインが帝国の士官学校に留学していたときの学友です。
学生時代は身分を隠すため、田舎貴族のロワ・フェルビスと名乗っていました。
ウェイン並の知性の高さを持っています。
声優は東山奈央さんで、代表作は『神のみぞ知るセカイ』の中川かのんや『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の由比ヶ浜結衣です。
『天才王子の赤字国家再生術』のOP・ED
オープニングテーマ
エンディングテーマ
『天才王子の赤字国家再生術』の放送情報
放送局 | 放送日時 |
TOKYO MX | 2022年1月11日より毎週火曜日23:00~ |
BS日テレ | 2022年1月11日より毎週火曜日24:00~ |
AT-X | 2022年1月11日より毎週火曜日22:30~ |
『天才王子の赤字国家再生術』の見逃し配信情報
『天才王子の赤字国家再生術』をリアルタイムで見れなかった、録画を忘れた、そもそも放送地域ではなかった…など、見逃してしまった人にオススメなのが動画配信サービスです。
下記のサイトでは『天才王子の赤字国家再生術』以外にもたくさんのアニメや映画が配信されています。
『天才王子の赤字国家再生術』の各話毎の感想・評価
※原作など未読の状態での正直な感想・評価になります。
第1話「そうだ、国を売ってトンズラしよう」
まず言いたいことはニニムちゃんの横乳が素晴らしいということ。
あとは、腕を切り落としたり頭ハネたり、その辺の描写が割としっかりしていて良い意味でびっくりしました。
今のところは相手が弱すぎるだけでウェインの天才性が分からなかったので、今後どんな策略を企ててくれるのか期待したいところですね。
最後の話の落とし方も面白くて良かったと思いました。
ところでオープニングの映像は未完成なのだろうか?入り方はなんか凄かったけど本編の映像を繋ぎ合わせただけっぽい。
かと思ったらエンディングもだったので、もしかしたら本編に力を入れる方針にしたのか…2話以降に注目しよう。
第2話「戦場のウェイン・サレマ・アルバレスト」
ついにウェインの本領が発揮されました。
まぁまだ2話だしそこそこの策略でさっくり勝つんだろうなぁと思いきや、ちゃんと考えててしっかり勝ちましたね。
しかもウェイン本人が直接首を取りに行く上に普通に強い…文武両道とはこのことか。
今回はニニムをバカにされた怒りであの結果になりましたが、もし本気になっていなかったらどうしていたのかが気になります。
このアニメ、重要な戦闘シーンはちゃんと描いているものの、戦争シーンはチェスの駒を使って簡略化する表現方法なようです。
最近のアニメはこういったシーンで雑な3DCGモデルの大量コピーを使って誤魔化すことが多いので、変に違和感を感じるよりはこっちの方が良いし上手いと思いました。
第3話「そうだ、政略結婚しよう」
士官学校時代の友人であるロウェルミナが登場しました。
OPもEDも飛ばしてその分本編をしっかりやっているあたり、物語の本質となる重要な回ということでしょうか。
シリアス方向な展開ながらも終始ボケとツッコミが絶えなくておもしろかったですね。
複数のブラフを仕掛けるロウェルミナ、それに騙されず即座に感じ取るウェインとニニム、どれだけ仲が良くお互いの事を理解しているのかがよく分かります。
ちなみに、てっきりニニムは胸が控えめな方なのかと思っていたのですが、入浴シーンで結構大きくて着痩せするタイプと判明…まぁ隣にもっと大きい方達がいらっしゃいましたが。
第4話「二人の知謀」
ウェインとロアの高度な読み合いの最中、もはやテンプレートのような貴族の息子が登場。そしてあっさり退場。
そうはならんやろ、とツッコミたくなるギャグ死で面白かったですね。
ここからどうやって解決していくのか…戻った従者がなんだか怪しいけど果たして。
それにしてもニニムは怒っていても可愛かったですね。
ウェインの脚に座ったときの体格差がなんか良いよね。いろいろ微笑ましいし羨ましい。
オープニング映像はようやく完成したっぽくて一安心です。
未登場のキャラがたくさんいて今後が楽しみですね。
第5話「そうだ、罪を被せてみよう」
やはり従者になりすまして忍び込ませてました。
最初から最後まで、すべてウェインの思惑通りに物事が進んでいたようです。
ろくでもないとはいえ自分の子供が死んだうえに計画も失敗…まぁ自業自得ですね。
ウェインは相変わらずの戦闘力、剣だけじゃなくて暗器まで仕込んでいるとは用意周到。
あの袖から武器出して投げるやつ憧れるよね。中二心がくすぐられるし良いよね。
最後のニニムにウェインへの気持ちを突っ込まれて動揺を隠しきれないロアが可愛いかったので今回も満足。
第6話「そうだ、国際会議に出よう」
黒髪ニニム登場!でも私も白髪ニニムの方が好きです。
外も中も敵だらけなのは王族の性なのか…ゼノは得意の話術でどうにかなったけど他は無理そうですね。
カルドメリアとかいう新キャラも、シスターの格好をして恐ろしいことを言いやがります。あんなに横乳出してけしからんぞ全く。
フラム人は優秀とは聞いていたけど、読唇術まで出来るなんてニニムは本当に何でも出来ますね。
ところでせんせいこうってなんだ??と思って調べてみたら選聖侯と書くらしい。漢字が分かっても意味は分からなかったですが。
第7話「昨日の敵は今日の」
- やはりトップが駄目だと国も駄目になる。分かりやすい。
- このアニメは必要なら躊躇なくあっさり殺すところが良いね。
- 顔を近づけるニニム、可愛い。
- まさか反乱分子を潰すための布石を打ってたとは。タイミング自体はたまたまなんだろうけど流石ウェイン王子。
- ゼノ、可愛いじゃねぇか…。ていうかどれだけ強くサラシ巻いてたんだ。
今回もウェインの策略で敵をまとめて一掃できてスッキリしましたね。
そしてまたもや怖いことを言うカルドメリアさん。これからどうなってしまうのか。
第8話「そうだ、私がやってみよう」
- フラーニャが勘違いからの外交デビュー。不安しかない。
- ニニムとロウェルミナは仲が良いんだか悪いんだか。
- 市民議会、理想的だけど現実はヤバい奴らにすぐ乗っ取られそう。
- フラーニャちゃんと成長してる!
- ウェイン颯爽登場!ロウェルミナの言動を読んでたあたり、最初から最後まで予想済みかな?
フラーニャがウェインと違って正しい方向に賢く成長していて良かった。
底が知れないと言われてましたし、今後が楽しみですね。
第9話「偶像少女」
- ウェインはフラーニャが心配で無茶して来たらしい。
- ウェインはどうやって紅茶に毒が入ってると気づいたんだろう。
- アカン…ディメトリオは今までの奴らとは別ベクトルでアホや…
- ひたすら激務だったからなぁ。そりゃウェインも倒れる。
- 泣いて抱きつくニニム…良いね…
フラーニャが完全に覚醒してる!もうナトラの将来は安泰だね。
ウェインの体調不良はあれで回復していればいいけど…。
第10話「そうだ、バブルに乗ろう」
- ハメられるディメトリオ、お陰で問題は無事解決。
- ただの産地偽装で草。
- 基本先読みしてるから展開がスムーズで助かる。
- ゼノヴィアでかい!
- 冗談で大ダメージを受けるウェイン。
ウェインは一貫して読み間違えたりはしてないんだけどなかなか上手くいかない。
ウェインらしいといえばウェインらしくて面白い。
最後の「民も王族に成りうる」というのは色々と考えさせられますね。とても深い。
第11話「詐欺だけどしらばっくれよう」
- よく4人であの体重+御輿を支えられるな。
- 料理のレベルが高い。そりゃぶくぶく太るわな。
- トルチェイラも将来似た体型になりそうで怖い。
- 大塚明夫声のキャラが何もしてこない訳ないんだよなぁ。
今回は料理の作画に特別力が入っていた気がします。マジで美味しそうでした。
次回でいよいよ最終回。ソルジェスト王国との戦争の結果はいかに。
第12話「そうだ、やっぱり国を売ってトンズラしよう」
- グリュエールの武装が他のアニメを思い出す。
- 動けるデブは間違いなく強い。
- 息をするようにブラフを吐くウェイン。
- 女の子が驚いたときに手を口に当てるポーズ。アニメならではだけど可愛くて良いよね。
最後にウェインがグリュエールに何を言ったのかめっちゃ気になるー!
わざわざ伏せたってことは優雅に隠居生活したいとかではないんだろうなぁ。
終わり方もこのアニメらしくて良かったですね。
評価
話はおもしろいしキャラクターはとにかく可愛いし、隠れた名作と言えるアニメでした。
無自覚な性癖を刺激してくる魅力的なキャラクターはぜひ注目してほしい。
制作面の話をすると、かなり上手いこと工夫して作っているなぁと。
特に気になったのが尺不足を補うためにOPカットを当たり前みたいするところです。
正直、この潔さは他のアニメも見習ってほしい感はあります。基本どのアニメも尺足りないんだし。
OP映像が間に合っていなかったあたりスケジュールがギリギリでしょうし、予算も潤沢にあるとは思えませんが、変な作画崩壊もしていなくて全話通して安心して見ることができました。
なんとかして2期制作して欲しいなー。
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