『Arrow a Row(箭箭剑)』はLonerangerixによる縦スクロールシューティングゲーム。
自動でスクロール&攻撃しながら敵を倒し、アイテムを回収してキャラを強化していくゲームになっていて、無料とは思えないクオリティと謎の中毒性があります。
今回は『Arrow a Row(箭箭剑)』を実際にプレイしたのでレビューしていきます。
どこかで見たことあるようなゲームデザインだが…
『Arrow a Row(箭箭剑)』のゲーム画面を見たときにまず思うのが「何か広告でこんな感じのゲーム見たことあるなぁ」となるデザインです。
多くのレビューや紹介記事でも同じ感想を持った人が多いようで、その辺もあってかリリースから徐々に話題になっていきました。
しかし、ただ雰囲気がそれっぽいだけだと所謂クソゲーになってしまうわけですが、この『Arrow a Row(箭箭剑)』はしっかり作られていて面白いのです。
無料だからこそ良い
一部のプレイヤーからは多少のお金を払ってもいいと言われるほどに良いクオリティをしています。
実際、私も数百円程度ならまぁ払ってもいいかなと思えるくらいには楽しめました。
ただもしこれが有料だったとしたら評価は大きく変わっていたかもしれません。
無料だからこそ少しクオリティが高いと良いゲームに見えるし、有料だと少しでも問題があれば大きくマイナス評価になってしまいます。
『Arrow a Row(箭箭剑)』は無料であることによる絶妙なバランス感があったからこそ多くのユーザーを惹きつけたのだと思いました。
タイトルに反して弱い矢、何故か強いドラゴン
このゲームは収集するアイテムによって矢・剣・ペットのどれを強化してビルドを組んでいくのかがクリアへの鍵になるわけですが、メインであるはずのArrow(矢)の強化に集中してもゲームをなかなかクリアできません。
なんなら剣を強化していっても難しく、じゃあ何を強化すればクリアできるんだ?という質問に回答するならずばりペットのドラゴンになります。
弓の強化にしろ剣の強化にしろある程度のところまでは行けるものの、火力不足で敵を倒せずボスにぶつかって終了、というのが大体の流れになってしまいますが、ドラゴンを強化して数を増やしていくとクリアしやすくなっています。
この辺りを調整してほしいという声は多いようですが、無料だし仕方ないところでもあり今後のアップデートも期待できません。
ついやりたくなるロマンビルド
前述の通り矢か剣でクリアするのはペットのドラゴンと比べると難易度が高いですが、難しいからこそやりたくなるのがゲーマーの性です。
運による要素がかなり大きいものの矢や剣をめちゃくちゃ極めたビルドを組むことも可能で、上手くいったときの爽快感は凄いし大量の矢や剣がもはや画面外の敵を倒してる様子は圧巻です。
もし実績の全解除を目指すならどっちみち矢と剣を極める必要があるため、やりこみ要素として丁度いいでしょう。
『Arrow a Row』の総評
記事執筆時点でのプレイ時間:約13時間
Steamの実績を全て解除するのに約13時間、何だかんだありながらやり込んでしまいました。
トライ・アンド・エラーを繰り返しながら最後のボスを倒したときの達成感もなかなか良かったです。
問題点があるとすれば、テキストはほとんど無いものの一部が機械翻訳によっておかしくなっているので、クリックミスしたときが悲惨なくらいでしょうか。
無料だし謎の中毒性があるし暇を潰すには丁度良いゲームだと思います。
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