小中学生の頃に大ハマリして遊んでいた『THE 地球防衛軍』そして『THE 地球防衛軍2』。
当時はSIMPLEシリーズというとても懐かしい名称で販売されていましたが、今でもハードを変え続編が発売され続けている数少ないゲームタイトルだと思います。
そんな地球防衛軍が大幅にアップデートされた「4」、それをさらに調整し追加要素を加えた「4.1」を遊んでみました。
『地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR』の概要
『地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR』はD3 PUBLISHERが販売している3Dアクションシューティングゲームです。
今作は『地球防衛軍4』のアップデートバージョンとなっていて、今後プレイする場合はこちらでいいと思います。
変更点は単純なパラメーターの変更だけでなく、巨大怪獣エルギヌスと巨大ロボット・バラムの追加や、味方NPCのHP表示、新ミッションの追加など、全体的に大きく追加変更が加えられています。
『地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR』をプレイした感想・レビュー
記事執筆時点でのプレイ時間:約400時間
一貫して変わらないコンセプトがいいね!
4作目となる『地球防衛軍』ですが、いろんな兵器を駆使して大量に現れる巨大生物をひたすら倒していく、この一貫性のあるゲームコンセプトはとてもいいところですね。
シリーズものになると新要素によってゲームが別物になってしまうことがたまにありますから、その辺は上手いこと作られているなぁと。
逆に言うと変化が分かりづらく新鮮味が無いとも言えるので、人によっては飽きてくる場合があり評価が二分するかもしれません。
進化したシステムやグラフィックに驚く
私は『地球防衛軍2』までしかやっておらず、3を飛ばして今作をプレイしたため、システムやグラフィックの大きく進化していることにびっくりしました。
特にこのシリーズはそこまでのグラフィックにも関わらず、爆発や大量に巨大生物が出ることで起きる処理落ちが酷かったですからね。まぁそこがある意味良かったところでもあるんですが。
当初はPS4でやっていましたが、後にPS5に移行してプレイしたらさらに動作が快適になりました。
新兵料、エアレイダーとフェンサーの癖の強さと難しさ
新たに増えたキャラクターであるエアレイダーとフェンサーの扱い方がなかなかに癖があります。
エアレイダーは広範囲や高火力の攻撃が可能ではあるものの細かい攻撃が難しく、フェンサーは火力が中途半端で長距離攻撃は狙いづらく近距離攻撃はスラスター移動によって目まぐるしい速度になるため命中させるのにテクニックを要します。
複数人でプレイするのであれば役割を持って行動できるのでいいのですが、ソロだとミッションによってはクリアそのものが困難でメインに使うにはだいぶキツかったりします。
個人的にはフェンサーがかなりキツく、トロフィーのために仕方なく使ってるなぁという印象が否めません。エアレイダーは2画面分割を駆使すればソロでも使いようがあるので良いんですが。
被弾時の硬直問題
『地球防衛軍』シリーズでは敵の攻撃を受けたときに硬直するのですが、その硬直があまりにも長すぎるなぁというのが過去作を遊んでいたときの印象です。
今作も同様で蜘蛛の糸や女王アリの酸を受けると身動きが取れずそのままハメ殺されてしまうことも。
もう少しどうにかならないかなぁと思っているのですがみなさん的にはそうでもないのでしょうか?
まぁこっちの攻撃で向こうも硬直するからお互い様ということで。
トロフィーコンプが大変すぎる
『地球防衛軍4.1』はとにかくトロフィーコンプリート(実績解除)が大変でキツいです。
武器の入手など細かいものはいいのですが、ミッションの難易度を5段階、加えて各兵料ごとにクリアしなければなりません。
2画面分割を使えば半分で済むものの、それでも最小で10回クリアする必要があります。
HARDまでなら難なくクリアできてもHARDESTやINFERNOを突破するのは下手なプレイヤーにとっては容易ではなく10回程度ではクリアできません。
ひたすらアーマー稼ぎするしか道がないのだろうか…。
使わない武器多すぎない?
『地球防衛軍2』の頃は色んな武器を使っていた記憶があるのですが、『地球防衛軍4.1』では武器の種類が豊富になった反面使わない武器がほとんどです。
敵やステージ、ミッションで使用する武器が大体固定になってしまうので、トロフィーのためのただのコレクションと化してしまったのはもったいない気がします。
トロコンを目指している場合は遊びで普段使わない武器を使う余裕もありませんし。
相変わらずアイテム拾いが大変
このゲームはアイテム拾いがしんどい。本当にしんどい。
せめてある程度近づいたら吸い寄せて回収できるくらいの機能は欲しいところ。
いちいち拾いに行ってたら時間がかかりすぎる。諦めると高難度のミッションがクリアできなくなる。いづれにしてもゲームの進行に影響を与えるのは割りと致命的な気がしました。
ウイングダイバー(ペイルウイング)が追加されたことで回収速度は飛躍的に上がりましたが、常にウイングダイバーが使える訳ではありませんからね。
『地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR』の評価
個人的評価:
不満点はそれなりにあるものの、言い出したらキリがない程度の細かいことがほとんどなので普通にプレイするには問題ないし十分楽しめるゲームになっていると思いました。
4のレビューや変更点を見ている感じではかなり遊びやすくアップデートされているみたいですね。
それでも個人的な評価が微妙になってしまった理由はおそらくソロプレイだからでしょう。
マルチプレイで友達やオンラインの人とワイワイやれればおもしろいのかもしれません。
ソロだとどうしてもミッション消化の作業感が出てしまいますからね…ネットコミュ障にはシビアな作品でした。
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