今回は2016年12月22日(木)に発売された3DS専用ゲームソフト「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」をプレイしてみたガチな感想・評価を書いていきたいと思います。
「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」について
作品概要
もはや説明不要の大人気のボードゲームである桃太郎電鉄シリーズ。
家庭用としては「桃太郎電鉄WORLD」から6年ぶりとなる新作になっています。
今作はサブタイトルの通り、東日本大震災を中心とした災害からの復興をテーマにした内容が盛り込まれています。
ゲームシステム
震災駅
ゲーム開始時は東北の一部が震災の影響で行けなくなっており、年数経過とともに少しずつ線路が復旧して通れるようになります。
復旧後のマスは黒くなっていて、停車すると復興して青マスや駅などになって利用できるように。
復興支援を積極的に行うと住民から感謝されるイベントが発生するようになるので、ゲームを有利に進められます。
プレイ年数
桃鉄といえばプレイする年数の設定。
私が知っている桃鉄は99年までだったと思いますが、桃鉄2017は100年まで指定できます。
どうやら携帯機としては初らしいです。
良かった点
カードバンク
カードを預けておけていつでも引き出せるカードバンクというものが使えるようになります。
これによって貴重なカードはプールしておくことができるので安心してプレイできます。
歴史ヒーロー
効果が優秀な歴史ヒーローが多く、協力できればゲームをかなり有利に進められる
個人的には水戸黄門がオススメで、高確率でスリの銀次を防いでくれます。
さらにパトカードも持ってればもう怖くありませんね。
インフレ
私がやっていた頃の桃鉄よりもかなり物件の価格や最大所持金がインフレしていて、桃鉄2017では99兆9999億9990万円まで所持できるようになってました。
桃太郎ランドが10兆円と知ったときの衝撃たるや…
しかし逆にこれが爽快感?を生んでいたようでより楽しめた印象です。
悪かった点
復興要素の弱さ
タイトル通り復興がテーマになっているわけですが、なんかいまいちパッとしません。
封鎖されている線路も時間が経つと勝手に復興して通れるようになることもあって特別やることがないです。
ナイトメアボンビーの存在意義
今作ではキングボンビーとミニボンビーの他にナイトメアボンビーというのが存在します。
効果は所持カード1枚に呪いをかけて1年間同カードは破棄されて使えなくなるというもの。
正直、キングボンビーで良くね?という印象でした。
マイナス効果のカードにも適用されるし一体何がしたいんだと。
どうせなら農林水産系の物件を売るとかにしてほしかったなぁとなすりつけて変身した貧乏神を見ていて思いました。
増資がなくなった
私の知っている桃鉄では買った物件を増資することができたのですが、今作ではできなくなってました。
まぁなくてもいいんですが、一度独占してしまったらその駅に行く必要性が皆無になってしまうのはどうなのかなと。
「1人で桃鉄モード」で遊ぶと3CPUができない
1人で桃鉄モードを選ぶと、コンピュータの人数を2人までしか選べないので4人対戦ができません。
みんなで桃鉄モードで4人対戦を選んでからCPUに変更するという小技もあるんですが、まぁ不必要な手間ですよね。
秋田のナマハゲ
過去作でも猛威を振るっているナマハゲが桃鉄2017にも登場。
相変わらず正当な対抗策が存在しないので、冬になったら東北から離れるくらいしかできない。
入手が難しくてもパトカードのように防げるカードでもあればいいんですが。
個人的評価
ゲームシステム:★★★★☆
シナリオ:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
グラフィック:★★☆☆☆
音楽:★★★★☆
価格:★★★☆☆
難易度:★★☆☆☆
総合評価:
プレイ時間:約20時間
さいごに
すごく久々の桃鉄でしたが、ある意味完成しきっているゲームということもあり安定した面白さでした。
ただ、もう少し復興要素がどうにかできなかったかなぁというのが正直な感想ですね。
取って付けたようなイベントもありましたし…DX-888とか…
逆転要素がとにかく多くなっているので、もし友達とやる場合は仲が悪くなってたちあがれなくなる可能性があるので注意が必要ですね(笑)
「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」、みなさんもやってみてはいかがでしょうか。
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