ペットボトル加湿器って実際どうなの?使ってみた感想を書いてみる

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乾燥する季節になると気になってくるのが部屋の湿度です。

私の場合、部屋の湿度が下がっているときに寝てしまうと喉を痛めて風邪を引いてしまうということに気づいてからは、湿度計と加湿器で管理するようになりました。

ただ、加湿器一つでは加湿力が足りないなぁと思っていたため、手軽に導入することができる加湿器として「ペットボトル加湿器」を購入しました。

そこで今回はペットボトル加湿器のメリットやデメリット、実際に使ってみた効果や使用感を書いていきます。

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そもそもペットボトル加湿器とは?

水が入ったペットボトルのキャップ部分に取り付けて電源を接続するだけで使える簡易加湿器です。

非常にシンプルで余計な機能は無いものが多く、比較的お手頃な価格で購入することが可能。

倒れても水が溢れる心配が無く、汚れたらペットボトルを捨てて新しいものに変えればいいだけなので面倒な掃除が最小限で済むのが特徴です。

接続方法について

ペットボトルのキャップ部分に取り付けて吸水スティックで水を吸い上げるタイプと、逆さにして本体に差し込むタイプの2種類でそれぞれにメリット・デメリットがあります。

吸い上げタイプはとにかくコンパクトで、幅がペットボトルとほぼ変わらないためスペースを取りたくない場合にオススメです。

デメリットは吸水スティックの長さやペットボトル底の構造の関係で水を最後まで使い切れないことと、商品によっては吸水スティックの定期交換が必要なことです。

逆さタイプは専用のキャップを取り付けてペットボトルを逆さにするため水を最後まで使い切ることができます。

デメリットは吸い上げタイプに比べて少しサイズが大きいことと、本体の手入れが多少必要になることです。

加湿方法は3種類

ペットボトル加湿器の加湿方法は3種類あり、超音波の振動によって細かいミストを発生させるタイプ、熱によってスチームを発生させるタイプ、電気を使わず蒸散紙などで吸った水を気化させるタイプがあります。

超音波振動方式は水が熱くならないので部屋の温度を上げることがなく、消費電力がスチーム式に比べて少ないです。

スチーム式は熱を使うので多少部屋の温度に影響を与えるため寒い季節に向いており、加湿力が超音波振動方式と比べて高いです。

自然気化式は電源を必要としないので場所を選ばず置けるし音もしません。加湿力は一番弱いですがインテリアを重視した可愛いデザインのものが多いです。

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ペットボトル加湿器を購入する際に確認するポイント

  • 電源がコンセントかUSB給電か

実際に使う場所によって選びます。パソコンなど機械周りに設置する場合はUSB給電、それ以外はコンセントにしましょう。汎用性を持たせるならUSB給電を選び、コンセントをUSBに変換できる電源タップも一緒に購入するのが良いです。

  • 吸い込みタイプか逆さタイプか

これは好みによると思います。タイプによって本体のデザインも変わるので、そっちで選んだ方がいいかもしれません。

  • 本体のサイズ

置く場所次第です。ただどのペットボトル加湿器もコンパクトなのであまり気にしなくてもいいでしょう。

  • 超音波振動式かスチーム式か

部屋の温度に影響を与えるかどうかで選びます。季節によって使い分けるのもアリだと思います。

  • 安すぎない値段

ペットボトル加湿器は仕組みがシンプルなため安い海外製が多いです。安すぎると壊れやすく、返品などのサポートにも影響がでるためあまり妥協しない方がいいです。販売元が日本企業の物もあるので、メーカーで選ぶと安心して購入できます。

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オススメのペットボトル加湿器5選

価格や製品スペック、レビューなどを参考にたくさんあるペットボトル加湿器の中からオススメできる商品を5つ選んでみました。

山善(YAMAZEN) ペットボトル式加湿器 アロマポット対応 KP-C057

加湿方式:スチーム式
電源:コンセント
消費電力:150W
1時間あたりの電気代目安:約4.1円
加湿力:200ml/h

日本企業の山善から発売されているペットボトル加湿器です。

小型ながらスチーム式によってペットボトル加湿器としてはかなりのハイパワーで加湿してくれます。

アロマ機能が付いており、加湿しながら好きなアロマの香りを楽しめるので特に女性にオススメ。

無難なホワイト一色なので部屋のインテリアを邪魔しません。

空焚き防止機能があったり、掃除用のブラシや交換フィルターが付属していたりと、細かい気配りがあるのはさすが日本メーカーですね。

Skater ダイカットミスト加湿器 ねこっと STST1D

加湿方式:超音波振動式
電源:USB
消費電力:約0.8W
1時間あたりの電気代目安:約0.02円
加湿力:30ml/h

可愛いねこのデザインになっているペットボトル加湿器。

私も知らなかったのですが、Skater(スケーター)はキャラクターの弁当箱やコップなど様々な日用品を手掛ける歴史の長い日本企業だそうでかなりの信頼感があります。

長さの違う吸水スティックが付属しているため350ml・500mlペットボトルどちらにも使用することができるのは良いですね。

自動停止機能が約4時間と他のペットボトル加湿器よりも短いため、長時間使いたい人には向かないかもしれません。

ねこだけでなくミッキーやハローキティなどラインナップがいろいろあるので、好きなキャラクターグッズで揃えたい人にオススメです。

トップランド ペットボトル加湿器 MOVE SH-MV50WT

加湿方式:超音波振動式
電源:USB
消費電力:不明
1時間あたりの電気代目安:不明
加湿力:50ml/h

最大加湿量が50ml/hとペットボトルに取り付けるタイプの加湿器としてはハイパワーなのがポイント。

また、噴射角度を変えられたり有線リモコンで操作ができるなど多機能な作りになっています。

オフタイマーを1・3・5時間(未設定で8時間)で設定することができ短時間から長時間まで対応できるのが便利です。

ホワイトとブラックの2色展開。ブラックは加湿器としては珍しくモダンな感じが良いです。

エレコム エクリアミスト HCE-HU2101

加湿方式:超音波振動式
電源:USB
消費電力:約1.8W
1時間あたりの電気代目安:約0.05円
加湿力:30ml/h

パソコン周辺機器などを販売しているエレコム、まさか加湿器も売っているとは思いませんでした。

しかもなかなかの高機能で、ペットボトルだけでなくコップなど蓋がないものでも使用することが可能。

さらに銀イオンによる抗菌加工がされているので安心して使用できるのも良いです。

他にも加湿量の調整できたりアロマに対応していたり、流行りのゲーミングに7色に光ったりします。

ラインナップはネイビー、ピンク、ホワイトの3色になっています。

トップランド ペットボトル加湿器 CUBE SH-CB35BL

加湿方式:超音波振動式
電源:USB
消費電力:不明
1時間あたりの電気代目安:不明
加湿力:30ml/h

トップランドという日本企業から発売されているペットボトル加湿器です。

機能的にもオーソドックスなモデルで、バリエーションはホワイト、レッド、ブルーの3色展開。

吸水スティックをカットすれば500ml以下のサイズのペットボトルでも使用可能。

値段もお手頃なのでお試しで使うにもちょうど良いと思います。

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実際に購入した加湿器のレビュー

今回選んだのはトップランドというメーカーから発売されている「bottle CUBE」というペットボトル加湿器です。(こちらは上記で紹介しているペットボトル加湿器の旧モデルです。)

USB接続で動作する超音波式加湿器で、価格も1000円弱と手軽に導入することができます。

超音波振動式なので、熱くならずに静かで細かいミストを発生させてくれます。

カタログスペックでは最大30ml/lとなっているんですが、製品説明では500mlのペットボトルで10時間持つと書いてあるので、一回水を補充すればそこそこ長い時間持つみたいです。

ただ、8時間で自動停止するようになっているので水を使い切るまで動かすような使い方はできない模様。

重さは42g、ケーブルの長さは80cmで吸水スティックが5本付いています。

使い方は本当にかんたんで、本体に吸水スティックを差し込んで水入りのペットボトルにキャップのように取り付けるだけ。

USB電源に接続して本体の電源ボタンを押せばすぐに加湿してくれます。

ちなみに説明には吸水スティックを濡らすと書いてありますが、わざわざ濡らさなくても大丈夫です。

分かりにくいですが実際に動いている様子。

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使ってみて分かったこと

手軽過ぎてヤバイ

本当に手間がかからないし気楽に使えます。

良くも悪くも加湿力が弱い

普通の加湿器よりも加湿力がかなり弱い(自分がメインで使っている加湿器の約10分の1)ので、本当に補助としてしか使えません。

ただ、出るミストが少ないことで加湿器に有りがちな周りがビショビショに濡れてしまうことが無いためその辺は安心して使えます。

場所をとらない

やはりペットボトルなのでコンパクトで場所を選ばないのが良いです。

通常の加湿器は大きいし周りのものが濡れないように配慮する必要がありますが、全く気にしないで使えるのは素晴らしい。

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ペットボトル加湿器のデメリット

電源の確保と設置場所に困る

ペットボトル加湿器は主にUSB給電になりますが、USBということはすぐ近くにパソコンやゲーム機などUSBケーブルを接続する機械があるということ。

いくら加湿量が弱いといっても機械の近くで水をばら撒きたくはないですよね。

気になる場合は延長ケーブルを使ったり電源タップで変換して使用するのがいいでしょう。

ペットボトルを用意しなければならない

ペットボトル加湿器なので当然ペットボトルが必要になります。

普段ペットボトルの飲料を買わない人は定期的に購入しなければなりません。

雑菌の繁殖を防ぐためできればミネラルウォーターにしたいところですが、ジュースしか飲まない人はなかなか買いづらいと思います。

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注意すること

たまに掃除する

やはり水を扱うものなので定期的に掃除する必要があります。

カビなどで汚れてしまうとそのまま部屋に撒き散らすことになるので、体に良くないことになります。

吸水スティックは一ヶ月で交換します。間違っても使いまわさないようにしましょう。

ペットボトルは綺麗に洗えば交換しなくても大丈夫かと思いますが、面倒であれば新しいペットボトルに交換してしまうのもアリです。

ミネラルウォーターは使わない

ミネラルウォーターを使うとミネラル成分が本体に溜まってしまうので故障の原因になるようです。

水道水でも多少塩素や石灰などが溜まってしまうのでやっぱり定期的な掃除が重要になります。

ペットボトルは普通のやつ

たまにある飲み口が広くなっているタイプのペットボトルでは使えません。

まぁ使えなくはないんですが、倒れてもこぼれないというメリットが無くなります。

数日使っていると勢いが弱くなることがある

このペットボトル加湿器特有の現象だと思いますが、たまにミストが弱くなったり出なくなることがありました。

その場合は吸水スティックを抜き差ししたら治ります。もしかしたら掃除の目安なのかもしれません。

500mlペットボトルだと水が少し余る

長時間使用したかったので500mlペットボトルで使っていたのですが、吸水スティックの長さが微妙に短くて水が少し余ります。

この水を使いまわすわけにもいかず捨てるしかないので、気になる人は吸水スティックをカットして350mlペットボトルを使うのがいいと思います。

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結論

個人的にはペットボトル加湿器を買って正解でした。

目的も果たしてくれましたし、問題も特に無かったので実用レベルであることが分かりました。

風邪をひきやすいのに加湿器を使ってない人は試しに使ってみるといいかもしれません。

湿度は肌質にも影響するみたいですし、気になっている人は早めに導入することをオススメしますよ。

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