神映画だった前作『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』から約4年半、ついにSAOの新作が上映。
ソードアート・オンラインは好きなアニメの1つということもあり、超インドアで滅多に外に遊びに行かない私も映画館に足を運んで2回見てきました。
特典が小説の週は忙しくて行けなかったため諦めたものの、裏攻略本はしっかりゲット。
『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』の概要とあらすじ
ソードアート・オンライン(SAO)は電撃文庫から刊行されているライトノベルで、2012年にアニメ化されて以降たくさんアニメシリーズが放送されたり、映画化されたりコミカライズされている超人気作品です。
主人公のキリトが次世代のVRMMORPG『ソードアート・オンライン』を舞台に繰り広げられるデスゲームに巻き込まれ、現実世界に戻るためにゲームクリアを目指すストーリーとなっています。
VRMMORPGってなんぞや?って人に噛み砕いて説明すると、意識を投影して自身が勇者となってプレイするドラクエといったところでしょうか。
SAOの世界は第1層から第100層までなる浮遊城アインクラッドが舞台なのですが、第1層から順に描いている新シリーズのライトノベル『ソードアート・オンライン プログレッシブ』を映画化したのが今作『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア(SAO-P)』です。
ただし、ライトノベルをそのまま映画化したわけではなく、ヒロインのアスナ目線で新しく描かれた物語で進んでいくところが大きく違います。
なので少なくともTVアニメ第一期は見ている必要がある映画で、見ていることで本編との様々な違いが楽しめるようになっています。
監督は河野亜矢子さん、制作はTVアニメシリーズや前作映画に引き続きA-1 Picturesが担当しています。
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『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』のネタバレ感想
アニメ全シリーズと前作の劇場版は視聴済みで原作のライトノベルやコミカライズは未読での鑑賞でした。
なのでライトノベル通りのストーリーなのかなと思いきやどうやら違うようで。
正確に言えばライトノベルの流れでアスナ視点を中心に展開していく感じでしょうか。
ミトという存在
箱入り娘のようなお嬢様アスナがどういう経緯でSAOを始めることになったのかが重要で、そのポイントとなるのがこの映画のオリジナルキャラクターであるミトになります。
まさか同級生キッカケとは驚きでした。さらに驚きなのがミトという存在に全く違和感がないこと。
約9年も前のTVアニメに実はこういうキャラがいてこういう出来事があって…というのを違和感なく追加するのはシンプルに素晴らしいと思いました。
全体を通してTVアニメとの描写の違いを極力作らないようにするという製作スタッフのこだわりを感じましたね。
ただ本編に存在しなかったキャラクターなので、今後続編の映画でどういう形で関わってくるのかが気になります。
いない前提でテレビアニメが作られていたわけですから、このまま良い感じに絡ませていくのか、それとも劇場版はあくまでもパラレルワールド的な扱いになるのか…。
あとはアスナの特徴的な髪型がミトの影響というのも意外でしたね。
やっぱり面白いあのキャラ
SAOで有名なサブキャラといえばキバオウですよね。
キバオウが登場した瞬間懐かしくて思わず笑ってしまいました。
放送当時も話題になってましたし、登場するのか気になっていた人も多かったのではないでしょうか。
流石の戦闘シーン
前作の映画がすごかっただけに今作の戦闘シーンも期待していましたが、やはり期待通りですごい迫力がありました。
割合として戦闘時間は短かったので少し物足りなさはありますが、ストーリー上仕方がないですね。まぁこの先バンバン強敵が出てくるので続編の映画を楽しみにするとしましょう。
やっぱりあった!入浴シーン!
前作『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』ではアスナの入浴シーンがあったうえに円盤ではアレが解禁でファン大歓喜でした。
当然今作にも期待していたわけですがありました!風呂!
おぉ…ってなりましたね。ありがとうございます。
しかし残念なことに円盤での解禁はないようです…。時系列的に恐らくアスナが中学生だからだと思いますが…仕方ないですね。
主題歌『征け』はスルメ曲
前作『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の主題歌『Catch the Moment』がとにかく良かったんですよ。まさに神曲だったわけです。
今作でも引き続きLiSAさんが担当するということで安心と期待に満ちていましたが、映画館でスタッフロールと共に『征け』が流れ始めたときに若干の物足りなさを感じてしまったんですよね。
曲調的に『Catch the Moment』のインパクトが強すぎたのが原因でしょう。
しかし何度も聴いて歌詞を理解していくと、「あぁ、良いな」と。
『征け』はなかなかにスルメ曲だと思いました。
LiSA 『往け』 -MUSiC CLiP- (『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』主題歌) – YouTube
さいごに
映画を見終わったあとテレビアニメ第1期を見返してみてみたんですが、まるで映画化が予定されていたかのようなほぼ違和感がない形で描写されていることにびっくりしました。
その後いろいろ気になってしまってプログレッシブのライトノベルを最新刊まで買ってしまうくらい続きが見たくなるおもしろさがあったなぁと。
TVアニメを見ていることが前提条件になっているので先の展開がある程度分かっている状況なわけですが、それでも面白いと思ったのはそれだけソードアート・オンラインという作品の魅力があり、そしてそこを上手く表現できていた映画だったということでしょう。
映画の上映と共に告知された次回作『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』がとても待ち遠しいですね。
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