ブログ運営者であればアイキャッチ(サムネイル)を設定することの重要性は知っていると思います。
ただテキストリンクを並べるよりもアイキャッチがあった方が見栄えが良いですし、それによってアクセスしてくれる人が多くなります。
しかし、アイキャッチ画像を用意するのはなかなか大変で、商品レビューなどであれば物撮りをすればアイキャッチ画像にできますが、それ以外の記事では適切な画像を別に準備する必要があります。
そこで登場するのが様々な画像を配信してくれているフリー素材サイト。
利用しているブロガーは多いと思いますし、当ブログでもお世話になっております。
ただこのフリー素材、そのままアイキャッチ画像にしてしまうのはあまり良くないのではないか?と個人的に思っています。
アイキャッチ画像もコンテンツの1つ
なぜフリー素材をそのままアイキャッチ画像として使わない方がいいのか、それはアイキャッチ画像もそのページのコンテンツに含まれるからです。
SEOの観点から考えるとユニークなページが評価されることになります。重複するコンテンツ、つまり既に存在するページと似たページを作ってもGoogleからは評価されません。
フリー素材をアイキャッチ画像にすることで一部のコンテンツが重複していると見られてしまうのではないか、というのが私の考えです。
根拠は検索結果にある
上記の可能性はなにも憶測で書いているのではありません。Googleの検索結果にその根拠があります。
まず当ブログのこの記事。
本文は一旦置いといて注目してほしいのが表示されている画像。
アイキャッチ画像(サムネイル)にフリー素材をそのまま使用しております。
で、この画像をGoogle画像検索にかけてみます。
すると、類似の画像が掲載されているWEBページが約300件もヒットしました。
つまり、約300件のサイト(ページ)と重複したコンテンツを掲載しているとGoogleから判断されているわけです。
加工することで回避できる
では、同じフリー素材に簡単な加工(文字入れ)をしたこちらの記事で確認してみます。
特に凝った編集をした訳ではありません。適当に文字を入れただけです。
Google画像検索してみると、なんと類似するページが3件しかありません。(しかも3件中2件は辞書サイトで、残りの1件も画像は掲載されてないが何故か類似扱いされているサイトなので実質0件とみていいと思います。)
つまり文字入れしただけでユニークな画像だとGoogleに判断されているのです。
画像加工の注意点
簡単に加工すればいいとは言いましたが、注意するべき点が2つあります。
1つは、しっかり加工する必要があるということ。
下の画像は先程の検索結果の一部を切り抜いたものです。
少々分かりにくいですが、アイキャッチ画像に白抜きで文字入れされているにも関わらず一致した画像を含むページとしてGoogleに認識されています。
文字色の問題なのか文字サイズの問題なのかは不明ですが、GoogleのBOTは優秀なのである程度の違いがないと別の画像とは認識されないようです。
なので文字を入れるときは元の画像には無い色を使ったり、フィルター加工や枠を入れるなど工夫が必要になります。
そして記事を公開する前にGoogle画像検索にアイキャッチ画像をアップロードして確認するようにした方がいいでしょう。
この記事のアイキャッチ画像もいつも通りに作成したら類似する画像を掲載したページがたくさん表示されてしまったため、文字の位置とフィルターの幅を変えることで回避しました。
2つ目は、画像編集が許可されているフリー素材を使用すること。
これは当たり前のことですが、ルールはしっかり守りましょうということですね。
各フリー素材の配布ページに商用利用可能なのかや加工使用が可能かが記載されているので、ちゃんと確認するようにしましょう。
手間でもやったほうがいい
今回の検証結果からすると、アイキャッチ画像だけでなく文中の挿絵画像についてもフリー素材をそのまま使うのは止めたほうがいいかもしれません。
多少手間にはなりますが、やるだけの価値は十分にあると思います。
ちなみに私はO-DANという複数のフリー素材配布サイトをまとめて検索できるWEBサービスを使って画像を探しています。
また、画像の編集はフリーソフトのGIMPを使っています。
この記事のアイキャッチ画像もGIMPを使って文字入れしました。
編集ソフトはペイントでもPhotoshopでもなんでもいいです、とにかくフリー素材は加工することをオススメします。
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